【ご注意】
今日は、妄想の中に一部事実を含む内容になっております。あらかじめご承知おきください。
以前、行きつけの美容院の店員さんで、駅に現れた僕を見ていたという方がいらっしゃいましたね。
とどのつまり、俺の追っかけ美人。
俺のファンだと告白されたタイミングで、ある都合から、私の最寄り駅への交通手段が変更となり、恋の現場、ここでは美容室を指しますが、その近くの駅をもっぱら利用するようになりました。特に出掛けるとき。
どうも、彼女は朝からビラ配りと同等以上のやる気で、僕の追っかけしてたみたいなんですが、あろうことか、ただの一度も、告白以降見かけることはありませんでした。
さて…
気持ちは風化するわけではありませんが、一週間もすれば一度くらいは会いそうに思っていたところ、この様でしたので、あんまり期待をしなくなっていたところ、いきなり降臨。
はっきり言って、動揺しました。
だって、彼女の名前、全然わかんないから、なんて呼んでいいか検討つかないんだもの。
てか、ビラを配ってそうな人がいるのは、日課のように目配せしてたからすぐにわかりましたが、ルックスまで完璧に覚えていたわけではないので、運命の再会なのかは、自信が持てなかったのです。
油断をすると何事にも余裕がありません。
電車の時間がなかったので、むしろ一瞬で乗り越えてしまえと突っ切ろうとしました。
しかし、ビラに落とした視線から、顔を上げた彼女は、寒空の下、待ち焦がれた白馬の騎士の登場に、驚きと幸せの表情を溢れ出させたようだったのです、たぶん。
ここで、声をかけられるってのが、今までの俺とはリアルに違うところ。
まぁ、軽く要約すると「アンタ、今さらの時間に出勤なの」ってことでしたね。
本当なら、彼女を連れてそのまま東京ディズニーリゾートで、「君と僕とのふたりだけのパレードのはじまりだ」みたいな、ピンとこない台詞を決めたかったですが。
結局、彼女のお名前聞けずじまいでしたね。
未だになんてお呼びしていいかわからんぜ。
それに、、俺の名前は忘れてたか、あの場では出てこなかったみたい。。
もう3分くらい早く家を出た方が、メリットがあるってのが明確になったんで、行動に反映したいと思います。
駆け込み乗車は危険ですよ。