ワンクリックという罠

実は、初めてワンクリック詐欺に引っかかった。
もちろん、詐欺なので何もしない。
勝手に被害者になってしまう人がいると、どうしたって気の毒なので、今回のケースを説明し、不安ななる人々の光になれたらと思う。
ちなみに、金井優子さんからの手紙というWebがあり、この世のスパムを題材になさっている。
ただし、ここから詐欺サイトに飛んでいってしまうような人は救われない。
私の引っかかったメールもあった(爆)
さて私の状況を簡単に説明すると、いわゆる「入場ボタン」を押したら、なんかインターネット情報が表示され、いくらだったか10万円払えよみたいな感じだった。
履歴からトップページをたどってみたら、ダメリンクの中に規約が埋もれていて、「730日間でわずか99,140円」だそうだ。
もちろん、0円でも利用しないことが正しい。
そのインターネット情報は、すぐに画面を閉じてしまったせいであんまり覚えてないのであるが、
とりあえず、IPアドレスとISP名、ブラウザ=Firefox2.0.0.12、アクセス回数=なぜか3回。
まぁ、不安をあおるような情報はこんなところか。
あなたならここでどうするかがミソである。
まぁ、ご丁寧に先方に助けてくださいとメールや電話などしてみたり、とりあえず急いで振り込みを行う人間ならば、ダメである。
せめて、警察に連絡を取り、「無視してください」と言ってもらうのが先である。
でも、警察は…という人のために事実を少し。
正直、ブラウザが特定される仕組みはわからない。
ただ、これって、全くすごい技術ではなくて、現代では無料で利用できるアクセス分析ツールでも普通に使うことができる。
そのくらいの技術であるため、この事実にビビる必要はまさに0である。
それに、ブラウザがわかって困ることが思い当たらない。
でぇ、やっぱり鬼門なのがグローバルアドレスが出てくる圧迫感に打ち勝てるかである。
結論から言うと、よっぽど特別な場合でもない限り、どうマイナス思考に陥っても問題ないのである。
もともと、自分のインターネット環境がプライベートアドレスを利用したものであれば、まず特定はあり得ない。
グローバルアドレスだったとしても、個人レベルでWhoisに登録されるほど固定アドレスを持っていない限りは全く問題ない。
ごく一般のグローバルを用いたインターネットにしたって、大半が動的なIPアドレスを割り当てているため、ある一意のIPアドレスが出てきても、100%自分のものとは言えないのである。
動的な割り当てであると、インターネット接続を切って時間が経つと、アドレスが変わっていることは珍しくない。
簡単に考えても、すごく問題なさそうであるが、第一この世の中ではIPアドレスを検索して手に入れられる情報は、登録のネットワーク単位なのである。
その事実からすると、出てきたIPアドレスの管理プロバイダーが判明することはなんにもおかしくない。
それどころか、世界中の誰でも無料で参照できる情報なのである。
下手をすると、詐欺サイトのアドレス検索結果を見て、自分が使っているプロバイダを初めて認識する人すらいるかもしれない。
ということで、なんにもビビる必要はなかった。
ただし、詐欺だからとそのサイトを利用しまくるというのは、いろいろな意味でダメだと思う。
責任とか秩序は持っておかないといけない。
あとは個人情報の一切を入力しないことですね。
これが守れない人は知りません。
そういえば、まずクレジットカードの番号を入力させて年齢認証をしようというサイトに出くわしたことがある。フィッシング詐欺もここまでくると、入力してしまう方が悪いと思われて仕方がない。
不愉快な気分になることは必須なので、近寄らないことよ。
そのときうっかりv4でアクセスしていたが、v6だったらどうだったろう。アドレスが長すぎて、正しいのかどうかもわかんなかったかもしれない。
たぶん、v4に切り替わっちゃうんだろうな。

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