連休になると、不思議な行動を取り始めるオーバーです。
今日の午前に、セレブな目黒へ行って参りました。
目的は…
みんな行ったことがあるであろう、東京都庭園美術館でございます。
そこで、こういうものをやっておりまして。
ティファニーの宝石を、その一企業の歩みを通して紹介するという展示でございます。
ここには、高校生の頃に東京に旅行した際、立ち寄るも閉館していたという歴史を持っていました。
建物は、それそのものに皇族的な価値を有するものでございまして、内装などきれいに保たれています。
展示の内容は想像に難くなく、宝石が置いてあるという非常にシンプルなものでした。
来館者の数は結構多く、きちんと陣取って展示を見るのがちょっと難しい感じでした。
私の中では結構足早に回りましたが、このような展示を鑑賞するのは初めてだったので、面白かったですよ。
以下に、主な感想を列挙させていただきます。
1)ティファニーのデザイナーは、どういう心持ちで製品を作っていたのか。技巧的に優れたもの、とにかく高級なもの、もっと感性的なもの、など。
宝石という役割を考えると、どうもデザイナーの感性とか自己実現とかいうレベルでは、自分にとってあまりにも縁のないものであるため、ピンとこなかったというのが正直な感想になります。
ただ、展示されているものがそれぞれ美しく、どうにしろ誰でも作れるものでなく、それがティファニーの一品である価値は確かに存在するということがわかりました。
2)真に価値の高い宝石は、人を選ぶ。
2)の点に関してですが、私の感想に不愉快な気分を持つ方がいるかもしれませんが、それはシンプルな感想のひとつとして受け取っていただければ幸いです。
どういうことかというと、宝石が似合う人と似合わない人がいるということです。
単純に、高価な宝飾品は、手にする者の生活レベルに当てはまっていくという考え方が出来るんだと少し思った訳です。
誰でも似合うわけではない。宝石の飾りとして人間が存在してしまう可能性があるということを感じたのです。
ただし、高価な宝石が似合う条件は、生活レベルを絶対的な尺度としてるわけではないとも思います。
じゃないと、いつか出会うだろうシンデレラは存在し得ないから。
3)ブローチって、どうやれば似合うのかわからない。
展示物のジャンルとして、圧倒的に多かったのはブローチです。
ただ、ブローチなんていうものは、授業参観日にマダム的スーツを着た方が身につけているイメージしかないですからね。
あんまり、普段使うものではないということが、宝石という特殊な嗜好品であるということからもよくわかります。
とまぁ、こんな感じでしょうか。
嗜好品という性質が強いからこそ、その宝石に見る世界観は非常にあやふやというかわかりにくくなりやすいような気がしましたね。
とても面白かったです。
そして、緑の中で深呼吸をしました。
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宝石は貴金属と並んで装飾品の代表格だからな。
何故か、工業的価値と装飾品的価値が高いという点で共通しているが。
宝石も今では人工で作れるようになったが、
ほとんど装飾品に使われていないんだよな。
宝石はカットで価値が決まるらしい。
どんなに大きな石でも、下手な切り方をすれば一気に価値が落ちるらしい。
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>煮魚@南国さん
宝石のカッティングは、輝きに直に関わりますからね。単なるデザインではないようです。