ここにきて、何とか入賞圏内は確保できたようです。全く同内容の連続8半荘を競う十段戦の入賞が65P程だったので。しかし、500位(オーブ4個)は無理そう…センターモニター見たら、300位が95Pくらいだったから。
それはそうと、大会になると非常に気になる現象が存在します。
それは…
(大)明カン
いわゆる、手牌に3枚同じ牌を持っており(=暗刻)、4枚目が河に切られるとカンするヤツです。暗カンや、ポンしたところに4枚目をカンする加カンとは違うヤツです。
僕は、この大明カンが大嫌いというか、自分では人に嫌われるため以外には絶対にやりません。もしするとしたら、少なくとも以下の条件を満たします(つまり、以下の条件にプラスして気が狂う必要性があります)。
1.半荘戦で東場
2.すでに圧倒的なダンラス状態(例:東1局に18000を振り、一本場に子に満貫をツモられた)
3.ホンイツで鳴いて染めていて、すでに聴牌している(面前では絶対にしません)
さすがに、暗カンや加カンはやりますよ。先日の合わせでも加カンはしましたので。
さすがに、自分がやった回数は記憶していませんが、多分1ケタでしょう(参考までに、格闘倶楽部での対局数は、現在トータル3900戦程)。
中には、大明カンがそっくりドラになって、倍満をあがるようなことがありましたが、そんなことは滅多にあろうはずがありません。
気になる現象に戻りますが、大会会場になると、やたら大明カンをなさる人が多いのです。なぜでしょうか…
僕は、基本的には面前志向の最高系を目指すタイプだと思っております。なので、手が進むわけでもないのに鳴く意味が分かりません。
単純に
・カンドラ期待
・符が暗刻より増える
という、得点力向上の可能性がありますが、
・手牌が減り、守りにくくなる
・相手にドラをプレゼント
・特に、面前でいい形の待ちに仕上がりそうな人に責める意欲と動機を付けさせる
・手の進み具合が、ポンやチー以上に分かりやすく、メチャメチャ警戒される
というデメリットが出てくるのです。
最強に目立つのは、面前からの大明カン。リーチできる可能性を自ら崩し、面前の者に未知なるドラの可能性を与え、他家に自分の手の進行をさらけ出す…
まぁ、僕自身が調子悪いと、うまく仕留めることもできませんが、大明カンを厳に戒める意味で、カンドラ+裏ドラ=ドラ3枚の跳満を直撃してきました(←イメージですが)。
こんなに大明カンを嫌うのは、競技麻雀での相手にどのくらい何をしているのか分からせないであがるのかという精神に反するというのがありますが、たった1度だけフリーで雀荘に打ちにいったとき(大学2年の頃)に、トイトイ聴牌しているときに大明カンをした経験からです。
僕が西家でまさに西を大明カンしたのですが、点が高くトイトイを確信させる原因になったことを後日凄く反省したからです(なぜかその手はメンバーからあがりましたが…)
格闘倶楽部で徐々に段位を上げはじめた頃、なぞのカンが原因で親倍をツモられることを何度も経験してきました。手牌が開かれれば、ごっそりカンドラがのっているとか。自分でも何度も恩恵は受けてきましたが、何とも場を荒らしているような気しかしません。
そんなもんで、カン自体に非常に慎重なOVERです。
やっぱり荒れた麻雀を打つ人は大会で奮わねえんだろうなと思います。僕は、相変わらずただビクビクしながら打ってるだけです。なので、トビラスで-35Pくらいだったヤツを、大暴れして+43のV字回復で画像のスコアになったわけですから。
カンは、麻雀の本にもするときは気をつけるように書いているのがほとんどです。自分の手以上に、相手の手を強くすることが多いですから(麻雀は常に自分対3人)。細かいことでもうまく判断できるようになってからこそ一人前です。
偉そうに言って失礼しました。