国母コーチ

スノーボードハーフパイプで、若人がでかい仕事をして盛り上がってるところですが、4年前服装で糾弾されている空気に陥れられた国母さんがコーチしてたつう話が出てきていました。

正直、4年前の冬季オリンピックがどこで開催されたのかなんて記憶にないのですが、国母さんがなぜかすげえ叩かれてたのは覚えています。
(ちなみに、2010年の冬季オリンピックは、バンクーバーです!)

僕の中で謎に蒸し返しちゃっていて、あの時って、確かに態度や服装は多少以上に悪かったのは認めても、マスコミは叩きすぎやったのではないかなと思っていました。

協会かなんかからも怒られていたから、便乗して叩きやすかったんでしょうね。

そして、今回の裏方貢献なわけですが、悪くいうと、問題児を上手く使ってスノーボードの競技力を底上げできた成果みたいに読めてしまって、“あぁ、国母さんの評価って、根っこではなんら変わってないんだな”と感じたところです。挽回もクソもないのだけれど。

何につけても、大概自分はどうだとか、自己評価に結びつけるところです。
僕は人を評価する立場にはありませんが、事実“そうであること”というのは、頑張って自分で判断できないといけませんね。

ともかく、スノーボードハーフパイプの競技は凄まじいものがありました。
ご覧になってない方にはお勧めできますよ。

それでは。

好成績における矛盾

女子スキージャンプの高梨沙羅選手、4位でした。

僕がメダルを期待しすぎたせいですね…

4位で文句があるかという考えはあるのですが、敗因を考える論調にただ乗りしてみると、飛型点が課題だという話になっていました。

飛型点を伸ばすためには、テレマークを入れろという当然のルールがあります。
高梨選手は、ソチのジャンプにおいてテレマークが入らずというところでした。

また、テレマークが完璧に入った場合の得点期待値をはじき出すと、優勝だったとも。

なるほど、かしこまりました。

高得点なジャンプは、遠くまで飛び、テレマーク込みで飛型がよいということになります。
ただ、飛びすぎると、着地点が平らに近くなるとか、普通に体に負荷が大きいよねと想像が付きます。

そうは言っても、ちょこっと距離を出すよりは、テレマークが入った方がいいのも事実(得点的に)。

長野オリンピックの時、原田雅彦選手が個人ラージヒルで銅メダル取りましたね。
この2本目では、(当時)白馬のスキー台で、バッケンレコードの最長不倒を決めて、計測を慎重にした結果、得点がなかなか出なかったことがありました。

この時、原田選手は「飛型点が悪すぎて、ダメだと思った」的な発言をしていましたね。
長野の頃には、飛型点におけるテレマークが重要になってきた時期だと記憶しています。確かにあの時、原田選手はペタって着地していました。

僕は、中学2年の国語の授業であったスピーチで、船木和喜選手が好きという話をしたことがあります。

先生が、整った眉毛をいじる展開にしちゃったけどな!

船木といえば、「世界一美しい飛型」と称され、よく満点(ジャッジ一人につき20点)を出していました。

そのジャンプは、遠くまで飛び、テレマークを決めてたどり着く境地でした。

高梨選手は、ソチのジャンプの時、風の条件はよくなかったようでした。
そうは言っても、K点は平然と越えて、100m前後には安定して持ってくる…ジャンプそのものは、既に究極に近いと思われます。

今は、ルールで風の条件を考慮して、得点調整があるということですが、飛型点を出すために遠くまで飛ぶということも必要になってくるからこそ、こう、運の要素と言いますか、どうしてもこう、あぁっていうか、いい条件で飛ばしてあげたかったなんて思ったわけです。

さぁ、論がメチャクチャになってきましたが、テレマークはもう今回は許してあげて、飛ぶこと自体はうまく、おじさんは風が悪いと思うんだというところでした。

ぜひ、リベンジを…