知らされるということ

Yahoo! Japanのような人気のポータルサイトに行くと、最新のニュース(?)を見ることができます。

今は、ニュースの出典(扱いもと)の数が増えていますから、玉石混合といいますか、いいと思えるものもあれば、事実と食い違っているもの、そもそも日本語が破綻しているものなど、いろいろあるわけです。

しかし、日本語の破綻は、最近の傾向ですよね。他人が読むものだという認識がないのでしょう。

他に最近見られる特徴的な案件としては、知らない人の結婚や、知らないバンドの解散に関する報道です。

「お尻を出した子」並に、最初に「知らない」というコメントを投稿した人が一等賞になるやつです。

僕にしたって、本当に知らないもんですから、もう笑っちゃいますよね。
ただ、もっと価値があるものを報道しろみたいな意見は、理解できません。自分にとってどうでもいいことが、世の中に不必要なこととは必ずしも言えないからです。

だから、僕は「世の中の知らないことを勉強させてもらいました(社交辞令)」と捉えることにしています。どうせすぐに忘れますから、いちいち文句みたいなことを言うよりは、ずっと健全ですよ。

それでも、ごくまれに自分が知っている(好きなもの)が、知らない祭りになっていることがあります。
これは、、ちょっぴり悲しい気持ちと、物知りである自分の優越感を得ますね。

過去に、SUNABAというバンドがあって、解散がニュースになり、Yahoo!に掲載されたことがありました。
バンドのボーカルの人が、ツアーをやったり、アルバム出したりしてもニュースにならないのに、解散の時だけ…と、Twitterで恨み節を展開していたことを思い出します。

知らない祭りになると、このことを思い出します。
でも、何かがなくなることというのだけは、認知度によらず価値がある情報には思えました。

だって、次がないでしょ。

バンドが解散すればツアーやリリースはなくなるわけだし、俳優が亡くなれば新たな出演作がなくなるわけですから。

ちなみに、、そのSUNABAのアルバム、とてもいいんですよ…収益が多く上がっていたなら、バンドを続けた(続けられた)のだとしたら、残念なところです。

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さて、そのバンドのボーカルの方は、原発などネットで非論理的に非難の対象になるもの(原発以外には、本質的には複雑な政治問題など)に関して、(僕にとって)不愉快な発言が繰り返されるようになったので、そっとフォローを外しました。

いやでも、音楽(といっても、大竹佑季様とのコラボレーションが出てきたときに見逃さないこと)については関心が継続してたので、俺的には結構悩んだんだよ?(爆)

取り上げられるものは、差別化や独自化の観点から、今後も多様化していく可能性はありますね。
その中で、僕が、僕だからこそ知っているような情報は増えていくでしょうか。わからないですね。

学び続けるしかないですね。頑張っていきましょう。

それでは。

池上彰の選挙特番は良かったか?

参院選の開票系特番、(首都圏で)池上彰のテレビ東京のが視聴率が良かったそうです。

かくいう私も、テレビ東京を見ていたのですが、次回以降は顔がタイプの女子アナが出ている局にしようかと思う

公明党の当選者に学会員かどうかを質問するなど、僕の好みの展開はある。
それ以上に、負を感じた。僕の好みの影響は否定できないが、こんなところだ。

池上氏は、自分の興味に終始した質問をしているという印象。まぁ、そういうものなので構わないが、自分の興味をもてない話題や質問になってしまうと、つまらなくなる度合いが大きかった。
蓮舫氏なんかはそうで、池上氏はご自身のロジックで都知事選出馬するんじゃないの?と聞き続けるのだが、蓮舫氏本人に伝わらない妄想と印象を受けた。それに、彼女が都知事選に出るかどうか、僕は全く興味ないので、実りのないインタビューだったと思う。
蓮舫氏が都知事選に出ないことを断言させたと評価する向きもあろうが、出るか出ないかなんて、公示日にわかれば困らないという大多数の人にとっては、やはりこの日に聞くことじゃなかったと思う。

朝日健太郎氏へのインタビューも酷かった。
「具体的に所属したい委員会名を言ってほしかった」として、どうせ何も考えてないんだろというタレント議員に対しての潜在的不満を代弁した。意図はわかるが、池上氏の質問の仕方が適切だったかは疑問が残った。
やり取りの間、3回にわたって委員会のことを聞いた。初回の質問時は、朝日氏とのやり取りは不自然でないと感じたが、池上氏は委員会名を挙げながら聞き直してた。ここで僕は、池上氏は具体的な委員会名を言わせたいんだと俺は理解したが、朝日氏は同じような応答した。そして、同じやり取りが繰り返されて終了した。
正直、朝日氏の理解力がこの程度なのかと俺は失望したが、池上氏も本人不在の時(中継終了後)に文句を言うくらいなら、「具体的な委員会名を挙げてくれ」と言えばよかったのに、とも感じざるをえなかった。だから、朝日氏が実はどこの委員会に所属するか考えていなかった可能性を否定することができなかったと、俺は結論づけた。
なお、自分の印象だけど、、朝日氏は何も考えてなかったとは思う(^_^;)しかし、あれだけ表情を崩さずフワッと対応したのは才能だと感じた…(そこかよ…)

池上氏が、(俺にとって)下手と感じる質問とか、価値の低いと感じる事柄を突き詰めることについて、抑止したり、ダメ出ししたりする人がいなかったのは残念だった。
これはある種の思考停止かもしれないが、池上氏が正しい(正義)で、政治家はおかしい(悪)という前提が存在しているように思える。確か、スタジオには宮崎美子さんがいて、怪訝な顔で首を傾げるような動作が映ったことも記憶している。どういう流れだったかは覚えてないが、たまにでも「池上さん、訳わかんないこと聞いてる」とか思っていたならいいなと思った。
(常識的な人が、池上氏を批判的に見る視点を忘れていないという観点)

散々池上氏のことについて述べてきましたが、この選挙特番で、圧倒的に酷いと感じたのは、小島瑠璃子(こじるり)の中継です。
とにかく、”当選確実”(当確)なのに、事実としての当選と捉えている言動をし続けていた。僕にはそう映りった。

こじるりは顔がカワイイので、1回くらいのミスってことならば問題なく許すことができたのですが、誰も注意することなく終わってしまったので、残念でした。
この報道クオリティで許すには、あくまでも俺の意見ですが平愛梨クラスのルックスが必要だと思う。

というわけで、池上氏自体が合う・合わないという問題があったということ。
一巡して、安定した報道を自分としては求めているのかもしれない。

ただ言えるのは、何に対しても批判的な態度で挑むところに身を置くのは、疲れるってことでしょう。
僕は、最近はずっと疲れ切っていますからね。こじるりが、せめて正しい(と俺が感じられる)ことを言っていれば、中継で出てくる度に「こじるりカワイイ」と思ってガス抜きになったのだが…

それでは。