コロナウイルスワクチン(モデルナ)接種1回目体験談

ついに、私のターンだ。

ワクチンの予約戦争

私が住んでいる自治体では、ワクチンの接種券が届いたのが、7月の半ばだった。

自衛隊の集団接種などは、接種券がなくても予約に申し込めたような気がしないでもないが、自分のターンではないと思い、何もしなかった。こういう積極的に消極的なことは、優先して接種すべき人に役立つだろうと思っていたかもしれない。

なんだそれ……

私の住んでいる自治体では、月末に翌月のワクチン予約が開放される仕組みになっていた。自分の年齢では、7月末からその予約に参加できるというオペレーションになっており、8月分の予約は、何もできずに終了した。

9月分の予約をする日程が近づいてきた頃、職場が属する健康保険組合の職域接種体勢が整ったという話がでてきた。9月分の居住地域の予約は、予約プロセスの途中で枠がなくなり、やはりダメだった。

健康保険組合の職域接種は、段階的に枠が開放される仕組みになっていたのと、それなりに十分な体制ができていたようで、予約開始間もなくはサイトが繋がりにくく困難を極めたけれど、とにかく直近(9月第1週)にこだわらなければ、あまり問題なく予約はできた。やっぱ職域接種だな。。

ワクチンを接種します

というわけで、9月8日に1回目の接種日を迎えた。

1回目とはいえ、何かあってもけしからんので、ポカリを事前にストックし、冷えピタのニセモノみたいなのを買い、ゼリー飲料も整えておいた。ロキソニンSもある。

会場は、健康保険組合の施設だった。1回に寿司屋があり、これが噂の組合員が使える最高寿司屋か……と思った。安くて美味いと評判であることは聞いているが、予約手段が電話だけ(現在の営業状況などは知らん)なので、行こうと思ったことがないのは内緒だ。他の人に予約を取ってもらって、いつか行きたい(割り勘までは許容)。

建物の入り口にある、立派なサーモグラフィー的な検温を受けて、受付。書類の確認と体温を記入した。ペンは、未使用と使用済みを分けており、慎重な運用だ。

次に問診というか、注意事項と今日の体調の確認をした。受けてOKかの確認もあるが、接種後の待機時間が15分か30分かを判断する意味合いが大きかったように思う。私は15分になった。

接種の待機列へ。5~6秒待った程度ですぐに順番が来た。利き腕を確認され、逆の腕に打つことになった。腕をだら~んとするように言われ、アルコール消毒(かぶれないか確認あり)をして、注射。インフルエンザワクチンの予防接種より、やってる感が大きい(注射時間や、針の痛みが大きい)感じだったが、採血の方がアレなレベルだった。入れる系の注射で、マジでやばかったことって、今までの人生ではないかも。

接種後は、会場での待機となった。接種から15分後の時間が書かれた紙を渡されるので、それまで椅子に座っているというわけだ。ここまできて、ニュースでよくみた椅子が一定間隔で並んでるヤツって、もしかしてワクチン待ちの人ではなくて、接種後の人だったのではと思った。待機時間を守っているかチェックして次に通す人と、何かあった人に対応するための医師っぽい人がいた。また、30分待機の人は、専用列になっていた。あと、待機中に次回=2回目の予約を取ることを推奨されていた。「○月○日以降なるべく早い日時で~」というわかりやすい貼り紙がありよかった。モデルナなので4週間後なわけだが、特別アレってことなければ、そりゃあ4週間後の似たような時間帯にするよねって思ったし、自分はとりあえずそうした。なお、時刻確認用に液晶モニターにデジタル時計を映してあり、秒針まで表示されていたのでワクワクした。

15分経過した。長いも無用というか、俺が着席する前からいる人、あんま帰らないんだけどと思ったのだが、深く考えないことにした。職域の特徴だろうか、スーツ系の人はおらず、大学生だと言い張れば押し切れたかもしれないカジュアルな出で立ちの人ばかりだった。私は、、腕が出しやすいよう、ビッグシルエットのTシャツだったし。突然ぶっ倒れたりするかもしれないから(コロナウイルスワクチンに限らず一般的な対応と思われる)、待機の椅子は背もたれがあるタイプにされているそうだ。15分経過確認係の人にアピールして、最後の事務に進んだ。

最後の事務では、接種のクーポン券を貼るやつ(接種済証)の処理だった。意識高いぽい人がよくSNSに「接種してきた」とかいいながら、乗せてるやつ(ワクチンのLot番号とか載っているやつ)だ。次回の予約をしたのかも聞かれた。1回目の接種は終了した。会場に入ってから、15分の休憩時間を含めて30分もかからなかったと記憶している。事務系の順番列もせいぜい前に一人いるくらいで、至ってスムーズだった。

私に舞い降りた副反応(接種当日)

普段行かないところに来たし、ワクチン接種がお昼前だったので、お昼ご飯を買って帰ろうかと思ったが、ウロウロするのもアレなので、スッと帰ることにした。

帰ってからは、ちょっと仕事(テレワーク)して昼ご飯にした。家にあるものを食べた(何を喰ったかは忘れた)。

その後もテレワークだったが、接種からだいたい4時間くらい経過した頃から、ワクチンを打った左腕が痛むようになった。よく”鈍痛”と呼ばれていたが、なるほど本当に注射を打ったところが痛みの中心になっているような感覚だった。腕が上がらないみたいな話もよく目にしたが、私の場合上がらないは当てはまらず、腕を大きく動かすと大きく痛むというのが正確だった。腕の鈍痛は常にあって、腕を上げるような動作に痛みがでるので、そのような動作を避けたくなる心理的な影響があった。痛みに伴い、腕に力を入れにくくなるので、高いところの荷物を取るような行為はなるべく避けた方がいいなという印象だった。

夕刻18:00頃、ちょっと熱っぽいなと感じ始めた。体温を測ると、平熱35.9℃付近に対し、36.8℃だった。微熱に伴い、体全体への怠さと、若干の頭痛のようなものを感じ始めた。左腕の鈍痛も、より酷くなった印象である。食欲に特段の影響はなかったが、夕食はストック食材から軽めに済ませた。その日は、あちこちオードリーを見て、小林さんちのメイドラゴンSを見て、ソードアート・オンラインの再放送を見て、Amazon Echoでニッポン放送を流しながら寝床についた。倦怠感が主な影響だろう、眠っても短時間で目を覚ます展開を繰り返した。27:30くらいに目が覚めた際は、やや強めに覚醒してしまい、再度眠ることに困難な気がした。ポカリを飲んで水分補給をしたあと、開き直ろうか(もう起きてしまおうか)考え始めたが、28:40くらいには再度眠りについた。佐久間さんのオールナイトニッポンでゲストに来ていた三四郎が、ゴッドタンに初登場したときの話をしていたのが、メチャクチャ面白くて笑ってしまった。微熱で笑いのハードルが下がっていたのかもしれないと思ったけど、翌日タイムフリーで聞き直しても面白かった。あと、番組の最後に佐久間さんが「テレビ東京の~」とやめた会社の社員ぽく言ってしまい、自分の名前を言えずグダグダに終わったのも面白かった。

そんなことより、スペシャルウィーク特有の、オールナイトニッポンパーソナリティ同士のクロストークで、乃木坂46のまいちゅんと佐久間さんの会話がいつもかみ合ってないのが、気になった。今回もかみ合ってなかった。まいちゅんとのトークがグダグダなので、佐久間さんがダレハナにゲスト出演した日、れなちを話しやすかったと褒めたのではないかとすら思っている。なお、乃木坂46の方は久保ちゃんがいて、やはり舞台「夜は短し歩けよ乙女」が素晴らしかったと佐久間さんが伝えていてよかった。

トータルの寝苦しさは、倦怠感が出た場合の風邪と同じないしは、もう少し酷いくらいだったと思う。

私に舞い降りた副反応(接種翌日=接種後1日目)

翌日はあらかじめ仕事は休みにしていた。

まず、寝苦しい夜を過ごしたわけだが、9時過ぎには自然と目が覚めた。さすがに、普段よりは遅い目覚めになった。体調的には、前日より悪いなと確信した。

熱を計ってみると、37.1℃だった。意外と上がっていないようにも感じた。なお、接種翌日朝昼晩と寝る前に計ったが36.8~37.1℃で、これ以上上がらなかったが、その日のうちには下がらなかった。辛いというほどでもなかったので、解熱津鎮痛剤は飲まなかった。

倦怠感がずっとあったので、ポカリを飲みながら、ほとんどボーッと過ごしていた。食欲は問題なかったので、家の食材ストックから、適度に3食取った。

あと、前日の寝不足は影響があり、17時過ぎ頃に約40分昼寝した。昼寝じゃなくね?

倦怠感以上に、左腕の鈍痛が酷く、左腕をなるべく動かさないように過ごしていた。キーボードを打ち始めれば問題ないが、机の上に腕を乗せるのが痛い、そういう感じだった。この体調であれば、普通に仕事は休んだと確信した。風邪の症状に対処していない状態に加えて、左腕の鈍痛があるためだ。そして、利き腕ではない方に打ったのは正しいオペレーションだと思った。なお、2回目では腕を変える説とか、利き腕の方がいい説とかあるような気がする。現場のオペレーションは知らないが、私は選べるならば利き腕ではない方を選ぶのが絶対正しいと思う。

この日は、白い砂のアクアトープを見て、ぺこぱのオールナイトニッポンクロスを聞いてから寝た。普段は、そらまるやさゆみんのラジオを聞いて寝るので、早かったことになる。実際眠かったし。ジャマラジで、ダレハナTwitterの中の人である上田さんのトークが聞けて良かった。ナインティナインのオールナイトニッポンをつけながら入眠したが、即落ちして、この日は朝まで目が覚めなかった。

私に舞い降りた副反応(接種後2日目)

この日は8時過ぎに目が覚めた。私的には標準的だ。

起床後一段落した際の検温では36.1℃で、この日は35.8~36.1℃だったので、平熱だったと言える。もう熱は引いた。

倦怠感と頭痛はわずかに残り、左腕の鈍痛もだいぶ和らいだが、左腕はちゃんと痛みはあった。結果的に、一番長く私に影響したのは左腕の鈍痛だったと結論づける。

この日はテレワークで職場復帰した。いくらでも休みたいので、休んでしまおうと思ったってしょうがないくらいは体に違和感はあった。なお、社畜適性検査的な観点では、出勤レベルの体調ではあると思う。「昨日休んでだいぶよくなった」ってヤツです。治ってないけど。

夕方18:00くらいには、倦怠感は感じなくなり、左腕もいっそう問題なくなっていた。この日はあるとっっっっても楽しい仕事があったので、それがよかったのかもしれない。それを除けばデスマーチなのはいつもと同じだ。

私に舞い降りた副反応(接種後3日目)

このブログを書いている日=9/11だ。日付変わっちゃったけど。

左腕の痛みもない。熱も平熱だ。副反応は終了した可能性が高いと思われる。今後何かあれば、遅れてやってくる副反応か、リアル感染かもしれない。引き続き気をつけて過ごそうと思う。

終わりに

副反応は個人差があるということで、一つの事例になれば幸いです。まぁ、2回目の方が酷いと言われているし、そういう報告も多いので、こんなものなのかもしれない。

私は全く新しいものに対する抵抗は少ないので、何があってもワクチン接種に対する抵抗感はなかった。副反応も、投薬なしで1日程度でまあよくなる風邪みたいな体調なら、まったく許容範囲だ。概ね想像がつくレベルでとどまったし、十分対策・準備が取れていたことは、2回目への自信に繋がるところだ。

僕が一つ皮肉を言うとしたら、ワクチン接種開始になって間もない頃で、予約する権利があり、体調等に問題がないものの、漠然とした不安や根拠のない抵抗感を理由にワクチン接種せずに時を過ごし、今頃打ちたい気持ちになっている人に対し、「判断が遅い」です。鱗滝左近次ですね。

都内でも、早い地域では自治体へのワクチン支給(モデルナ・ファイザー)が終了するというニュースがありました。そういう状況だということです。そういうことです。そうですよ。

そうは言っても、渋谷の若者接種会場みたいな取り組みはいいと思っていました。僕も行ってみようかと一瞬思ったくらいです。某ヤフーニュースのコメントは、取り組み開始前から、その取り組み自体に否定的な意見が意見が多く、大局を見ることができない人が可視化されて香ばしかったですが。受付の仕方がグダグダで、だんだん整っていたのはスタートアップぽさがあってよかったですね。まぁ、そのことも批判している人が多かったようですが。この辺は、現代において考え方の違いが大きく出てくるところですね。そして、予約方法の変更があったことに追いつけなかった若者の存在とかも報じられていました。”アンテナの高さ”も現代を生き抜くために必要な能力なんだなと思います。

引き続きご安全に。それでは。

時代に取り残された者たち

最近の出来事で、非常にクソで盛り上がったのが、河村名古屋市長の金メダル噛みと、サンデーモーニングの張本氏の発言です。

私は、これらの出来事に関してはネットニュースとニュース番組で取り上げられるレベルで把握しており、クソだなと思いました。まぁ、全部の場面を自分の目で確認していないので、バイアスがかかっているとも言えるのですが、まぁクソだなと思います。

まず、前者についてです。

ツッコミどころは枚挙に暇がないです。中には、過去にしゃちほこか何かのお披露目で噛んでいたというのを持ち出して、河村氏は「金を見ると噛む」とか指摘している人がいました。非論理的ですが、悪い意味で人をイジるという文脈で成立してしまう状況になってしまっていましたね。

話がそれましたが、シンプルな問題点は、私はメダルを噛むという行為が、他人の持ち物を壊すことに直結するからです。報道したり批判したりする人にとっては、「金メダルだから」とか「わざわざ表敬訪問してくれた相手に」とか言いますが、それは炎上を盛り上げるための燃料でしかありませんので、もうちょっと本質的な指摘をしてほしいなとヤ○ーニュースのコメント欄を見て思いました。だって、銀メダルだったとしてもなんやこいつと思いますし、河村氏がお出かけしたらメダリストがいて、メダルを持っていたから「市長です」と言ってメダル噛んでも、なんやこいつと思うからです。

河村氏の愚行をイジるのに飽きてきた頃、そう言えば、近年は「メダルを噛む」という行為自体が、メダリスト本人の行いだとしても感心しないことだという風潮に変化していたと思い出しました。(ここ1~2年で目にした話だと思いましたが、、河村氏のメダル噛みのせいで、あまり役に立たないまとめサイトばかりヒットして調べる気力を失いました。)東京2020でメダル授与のシーンはできるだけたくさん見ましたが、メダルを噛んだ人を私は一人も見なかったので、実際のところメダルを噛む行為は行われなくなっているのだなと確信したものです。

こういう流れを踏まえて考えると、河村氏の場合、”他人のメダル”であることを抜きにしても、時代に取り残された行動を取っていたと私には思えました。政治家は、最新の物事に対処し、豊かな未来を造ることに貢献すべきであると考えれば、河村氏は過去の行為にとらわれてしまっている、最新の考え方についていけていない人という印象となり、政治家の適性が低いように思われました。

愛知トリエンナーレの件もあり、自分が気に入らなければそれを排除する、適切な判断ができない人だという印象も持っていました。名古屋市のみなさまにご愁傷様という気持ちが少しだけありましたが、、もう4期目なので見抜けていない市民も悪いと考え、それ以上考えるのをやめました。

さて、河村氏は7年前=2014年の「世界コスプレサミット」で、声優のみっく(伊藤未来)の肩に手を回したみたいな話でセクハラを持ち出したのも出てきました。今話題の人物の炎上ネタになるのではという魂胆で、質の低いメディアが動いた記事だったように認識しています。これ、現在やればセクハラだと言われる可能性は高そうですが、7年前にそこまで言われる案件なのかは極めて微妙に思われました。実際当時は、問題になっていないから、みっくのファンだという謎の素人を持ち出して「気持ち悪い」と言わせる手法をとったのだと私は理解しました。

この記事に関して、「みっくと呼んでるオタクが気持ち悪い」みたいなことを言った者がいたと聞きますが、こういうレベルで問題を取り違える人は、河村氏に勝るとも劣らない程に空気が読めない人だなと思います。

張本氏の発言については、その危うさはとっくに顕在化していたので、改めて言うことないような気がします。

サンデーモーニングのご意見番として君臨する張本氏は、過去の成功者≒昭和の神様みたいな扱いにし、本人の好き勝手発言する傾向を上手く利用されていると考えられました。毒舌をヨシとする時代に乗って賞賛されていた時期もあったので、悪い意味で肥大化してしまったところもあります。過去に危うい発言があり非難されたときも、本人が誠意を持って謝ったという記憶がなく、まぁあったとしても、同じ過ちを繰り返しているように思われるため、結果的に反省していないのですが。

張本氏がスゴいのは、自分の考えを絶対に曲げないところです。最近の案件で言えば、大谷翔平のいわゆる二刀流の全否定でしょう。できるかできないかなんて、大谷選手の現役時代に評価すること自体が実は難しい、少なくともまだ実働期間が短いので、単に頑張れとか、ケガに気をつけてとか、休めるときは休めよみたいに言うか、意地が悪くても働き過ぎとか、俺なら打者に専念するねとかにしとけばいいものを、取り組み自体を否定するから偏屈な年寄りという印象になってしまうのです。

それも含め、自分の完成した=固定されて柔軟性のない考え方に基づいてあらゆることを判断し、その上、貧しい語彙で誤解を生む表現をするものだから、ひどいものです。平成時代で十分に時代遅れの考え方でいらっしゃいましたが、前述した毒舌コメンテーターの一角として評価されてしまった時代とかもあって、誰も責任を取らずのらりくらりとしていたら、令和になっちゃったという印象です。入江聖奈選手への発言は、自身が広義のスポーツ選手だったという経歴や、今の時勢なども相まって、過去最低レベルのものだったと思われました。

どちらの出来事も、私が想像した背景や、ダメなところなどは全然違うところです。しかしながら、どちらの事件においても、時代に沿った正しい考え方ができない、もっというと時代に追随していく努力をしなかった人のなれの果てを見ているような気持ちになりました。

そうはいっても、最新の考え方を取り入れて柔軟に変化していくことは難しいものです。それに、新規に出てきたことを認識・解決しようとしたときに、過去の出来事や成功体験を検索してしまうように、新しいことを新しいと認めることも難しいと思います。

反面教師として、自分は頑張っていこうと思いました。

それでは。