最後でござるよ

るろうに剣心の伝説の最期編を見てきたので、軽く書いておきたい。
思いがけず、ネタバレに近いことになってしまう可能性はあるので、あらかじめ断っておきます。

面白かったですよ。

まず、京都大火編がありましたが、単品で成立した映画と考えたとき、話がよりよかった気がしたのは、個人的には京都大火編の方が…と思いました。
もっとも、ラストシーンが気になりすぎた影響かもしれません。

福山雅治は格好良すぎた。

剣心「師匠!ししおを倒したいので、奥義を教えてくれませんか」
師匠「じゃぁ…俺が行こうか」

そういうことではない。

映画の拘束時間はほぼ2時間半。
僕は、残り1時間くらいのところで、高いレベルでの尿意との戦いが始まってしまい、ラストに向けてのソワソワが止まらなくなったわけです。
あらかじめお手洗いは行ったのですが、コカ・コーラゼロのLサイズに爆死したわけですな。

というわけで、気をつけた方がいいと思います。

なお、実際に上映時間は長めですが、あっと言う間に終わった感じではなかったんですよね~。
逐一時計をチェックしたわけではないのですが、修行が長いと思ったんですよ。まぁ、福山雅治がカッコいいからなぁ…

お話はわかりやすかったです。
謎解きではないのですから、難しい必要は無いのだけれど、ひねりはなさ過ぎたとすら言えるかもしれません。

逆に、そのくらいお話自体は単純なので、アクションシーンなど映画の見せ所には集中しておきやすい(必要以上に、いろいろなことに気を散らかされることはなさそう)のは、悪くなかったです。

残念に感じたところもありますよ。

結局、十本刀って、誰やねん!そんで、全部出てたか??

ってところです。

いやまぁ、残念ってことはないのか。

そもそも、招集をかけられた十本刀の構成員がよくわからない状態で、京都大火編で刀収集家がひっ捕らえられていたし、揃いました的なショットは結局なかった気がするし、神木隆之介とかは十本刀の一人だっていうし(招集かけたくらいだから、いつも一緒の人たち以外に友達が10人いるとしか思えなかった)、サイトとか見て勉強しろって話ではあるのだけれど、限られた時間の中で、丁寧に扱うのも無理って話かと。

ししおと一緒だったみなさんは、それなりの扱われ方でしたので、もはや戦いの流れの中で、たまに一般兵(?)と服装が違うのがいると思えばいいことにしたのです。

その頃には、俺は俺の膀胱と戦っていて、余裕なかったし

あと一つ、気になっていたことですが、逆刃刀の扱い方です。

一般の刀において斬れる方面で斬れない、人や物を斬れない刀ですね。

人を切れないということは、基本的に打撃武器な訳ですが、完全に切り下ろす動作は、どうも効率が悪いように思えました。

そして、打撃武器ならば、合理的な攻撃方法は突きだと思ったのですが、突きを必殺技にしてるのは、斎藤一ですから!

ままなりません。

ただ、剣心の必殺技は、納得できる攻撃手法ですので、作品でご確認いただければと思います。

斎藤一がらみで言えば、彼がのっけから西洋たばこを吸っていたのにはビビりました。

“焦るな。この作品の時代は江戸ではない。明治だ。”と自分を奮い立たせたのですが、それでも流行に敏感過ぎやしないかと…

いやはや、完全に今でもあるたばこの様相でしたので、「るろうに剣心の映画で斎藤一が吸っているマイルドセブンは、何ミリのやつですか??」<という問合わせが、JTに大量に寄せられているのではないかと思ってしまった!

ということで、素敵なアクション映画ファンにはぜひ。

ゴールなきダメ出し

先日、横浜スタジアムに行ってチケット購入の果てのない道に並んでいたとき、自分の少し前に、今にも爆発しそうなおじさんがいました。

爆発するのは、お腹ではなく、怒りです。

そんなおじさんはさておき、メチャメチャ怒っている風なんだけど、とにかくメチャクチャな人の考察を述べておきたい。

なんといっても、短気である。
怒るということは、僕にはもはや才能が必要と思います。

自分のことが神様すぎます。
自分の信念的な感じのものがあります。その内容は、自分にだけ正しい、つまり世の中では間違いです。
不勉強(要は、バカ)、勘違い、押しつけ…いろいろなパターンがあるでしょう。

そして、暇です。
どこかで聞いたことがあります。暇なヤツが一番強いと。
暇なヤツは、時間をタップリ使って攻撃してきますので、たまったもんではありません。

思い出します。
僕自身、若かりし頃、熱心にクレーム入れるようなことありましたが、な~んにもやることがない週末とかに、1時間くらい電話してたもん。

自分も、少し大人になったかもなと思うこともありますが…
何にも期待しなくなっただけのような気もしますね…

それでは。