「ステラのまほう」でアニメイベントに初参加

2017年4月15日、私は代々木駅に降り立ちました。

代アニ代ゼミではない。山野ホールに行くためです。

そこで行われたのは、アニメ化された漫画「ステラのまほう」のイベント「ほんばん!」。
アニメキャスト(メインキャラを演じた声優)が出演し、それなりのチケット料金を払い、馳せ参じるやつです。

偉そうに“コト消費”など叫ばれる世の中ですが、僕はキャストが出演するようなアニメイベントは基本的に興味がなく、行ったことがありませんでした。

だが、今回は事情が違った

  • ステラのまほうが、素晴らしいアニメだった
  • 小澤亜李、長縄まりあ、つまりおざなりの二人が主演。しかも、まりあちゃんは声優キャリア初めての主役
  • りえしょん(村川梨衣)もいる

な、なんだ…意外と、理由は少なかった…

それでも、主役級が多いりえしょんや、まいまい(渕上舞)、みかこし(みかこし)などが何をやっても興味なしだったんだから、えらいこっちゃ。

脳内に、少しあったんですよ。
最近は超A&Gも聞きますから、一番のお気に入りであるおざなり番組の展開というか二人がそろっているところを見てみたいという気持ちが。
さらに、怪物りえしょんをいつかこの目で…という気持ちが。

実現してしまう。二つの希望が一度で…!
千載一遇、一挙両得、一石二鳥、空前絶後、限界突破!!

ザワザワしたんっすよ!

ということで、少しひよって昼の部だけ参加。6,500円と、チケット送料。オタクは金がかかる。

なお、チケットの半券は、記念撮影もしないで処分しました(´_ゝ`)ちょっと早まったな…

会場は山野ホール。完全なflashで作られたWebページで、スマホで見ることができません。

代々木駅から徒歩4分くらいで着きます。

行ってみると、数人のグループが何組もいました。彼らは、世にいう友達なのでしょうか。コンサートとか、野球観戦とかでも、だいたい同じ傾向です。

事前チェックから、ほしいと思えるイベントグッズはなかったのですが、売り場を覗いてみると、いくつか売り切れもあったようです。

関係者用だというエレベーターは黒服に守られていました。熱心なオタクは、キャストやりえしょんの入り待ちなんかするのでしょうか。階段を使って会場へ進みます。

チケットがもぎられ、緊張感が高まります。
入り口右手には美人が二人いました。ナンパ待ちではなく、当日券お渡し係のようです。

ホール入り口に続く通路では、花が飾られていました。
ファン一同みたいなのは、よく見かけますが、通り名というかハンドルネームというかそういうのもあるのは業界を表しています。
もちろん、最近のトレンドもあり、バルーンと組み合わされているものもありました。写真撮影してる人が多かったのだけど、、出資者なのかな…
花の隣には、担当声優サイン入りのキャラクターパネルがありました。こちらも撮影で人気でしたね。俺は、華麗にスルー…

キャストへのプレゼント箱もありました。
持ってくるものなのか…気が利かないでスミマセン。

トイレ行列で下克上。
人の多い施設、ターミナル駅・サービスエリア・ショッピングモールなんかでは、トイレの行列は女性側にできているものですが、完全に逆。もっとも、イケメン系アニメなら女性ファンが多いでしょうがね。なかなかレアな光景でした。

僕の席は、中盤やや後ろで、ステージ向かって右から2番目とかでした。
あんまり目立ちたくない自分にとっては絶妙です。

僕の右に女性(お一人参戦の様子)、僕の左はスレンダーなオタク(動きが大きく声がでるタイプの男性)、そのオタクの左は恰幅のいい人(オタクのステレオタイプ的な人)でした。

右の女性は、声をあげたり、高速で動いたりする人ではなかったです。かみしめるように楽しんでいたみたい。自分もわりとそうなので、共感です。悠木碧のファンとかかな。根拠ないけど…

そんなこんなで開演。
登壇キャストは私服(少なくとも、学校の制服ではなかった)で登場。みなかわいいです。

思いでシーンを語ったり、生アフレコしたり、クイズしたり、歌ったり、盛りだくさんでした。

たまきとゆみねの超スカしてるエンディングは、人前では初歌唱だったそうで。
まりあちゃんの初めては、僕がもらいました(・ω<)

本作のオープニングと挿入歌でアーティストデビューを果たした下地紫野様(しもじーぬ、俺の嫁)は、赤いドレスに着替えて歌いました。
作中で流れたバラード『プレゼント』は、泣きました。たまきとゆみねの出会ってから初期の頃の話でかかったと記憶しているんだけど、あの時はほんまに泣いたよなぁ…
ゆみねは身体が弱くて学校休みがちなところ、たまちゃんが家に遊びに行ってゲームとかして仲良くなっていったんだよ。

たまちゃんは、私のヒーローなんや

って、独り言つぶやきながら、メッチャ泣かされてたなぁ。(これ書いてて泣いてるもん)

しかし、訓練された(!?)オタクは、ライブ(歌唱コーナー)があるみたいな告知はなかったのに、サイリウム的なの持ってくるんだね。
いやまぁ、オープニングアーティストのしもじーぬってしてたから、決定的ではあったのだけれど。

ステラのまほうは、まりあちゃん・前川さん・しもじーぬあたりは抜擢で、主役経験のある亜李ちゃん・りえしょん・あおちゃんとのバランスがよかったよね。
あおちゃんは、最後の挨拶で自分が初めて主役をいただいたときの気持ちを思い出しながらって話をしてくださって、メッチャよかった…

漢字が読めないおざなりの二人、時々大胆すぎる言葉遣いを放つ亜李ちゃん、噂に違わぬりえしょん。
ありがとうございました。

ということで、行った甲斐はありました。
今後、こういうアニメイベントに行くかと聞かれたら、超行かなそうだけど、革命的なことがあれば行くと思う。

おざなりでも、少し感想メールが読まれてましたね。(俺は、投稿が遅すぎたか、内容がクズすぎたか読まれなかった)
おざなりな二人が楽しかったって言ってたから、よかった。

冬コミを目指すフリがあったという意味では、どこかの冴えない彼女の育て方みたいに、2期があるかもしれない。ないかもしれない。

このアニメと、もっぱらまりあんぬが教えてくれた頑張ること。
時々でも思い出しながら、俺も頑張ろう。死にそうだけど。

機を逃して今さら公開。ちょっと後悔。Hey!
それでは。

四月は消えるとき

4月だ。

南波志帆(福岡県出身の女性シンガー、俺の嫁)が、春が苦手で、その理由が別れだ的なことを言っていました。
春、もっと言えば、3月末とか4月になってということかなと思いましたが、とても共感するところです。

なんで共感するのだろうかと自分で考えてみると、どんなにポジティブであっても、よいこと・よい出会いがある裏付けはない一方で、失うこと・離れていくことは事前に決まって必ず実施されるからなんだと考えました。

例えば、好きなラジオ番組が終了することは、改編期には起こるものですが、待望のパーソナリティが担当する番組とか、超絶面白い番組が始まる確約などないのです。

最近は、芸能人の進退なんかで、とてもショッキングなことがありました。
成宮寛貴氏の引退、橋本奈々未(ななみん、唯一本人を見たことがある乃木坂46メンバー(当時)、俺の嫁)の引退、スフィアやゆいかおりの音楽活動休止(ゆいかおりは解散に近そう)、石原夏織(キャリさん、俺の嫁)のシグマ・セブン退所などだ。
本当にビビったのは、成宮くんと、ゆいかおり、キャリさんの三つだが…

春の時期に、もっぱら悲しい気持ちになるきっかけになったのはなんだったろうと考えると、大竹佑季だったのではないかと思う。

大竹佑季と言えば、ホリプロスカウトキャラバンのグランプリ受賞者であることは知っている人は知っているところだ。
宮城県出身だということで、東北放送でラジオ番組をもっていた。僕が大学3年の9月頃だったと記憶しているが、ふと東北放送のラジオをつけたら放送されていたのが、「大竹佑季のショコラレーベル」だったことは、あまりにも有名な話。
番組は翌年3月で終了してしまい寂しいものだったが、大竹佑季を知ってから半年の間に、2ndシングル・ファーストアルバム発売、深田恭子主演の映画「天使」に出演と、芸能活動は順調なように思えた。
なお、僕が大学3年の学祭といえば、全国的にも話題になった、男女平等だかなんだかの反発でミスコンが吹き飛んだやつだった。ミスコンに確保されていた野外ステージの時間だったはずのところに大竹佑季を引っ張って歌ってもらったのを見ることができたのは、大学生の大切な思い出の一つである。
シャイボーイすぎて、彼女に話しかけられなかったことは、今でも悔やまれる…

仙台のラジオが終わり、僕はなぜだか大竹佑季の活動がより全国区で進んで行くんだと思っていた。
仙台にいた頃の夜の活動の一つが、ニッポン放送の遠距離受信だった。「田中麗奈ハートをあげる」が番組終了するまで聞いていた(つもりになっていた)し、上戸彩のラジオも継続していたのだ。

大学4年になって、別に追い詰められていた的な心理はなかったつもりなのだが、恐ろしく就職先が決まらなかったということがあり、当時の心の支えは、大竹佑季のFirstアルバムだった。

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1曲目~4曲目(中でも、1曲目の『眠る孔雀』、3曲目の『都会の羊』が大好き)の流れとか、ただただ抜群。
そして、有名な『scarborough fair(スカボロー・フェア)』は、僕にとってはサイモン&ガーファンクルではないし、心が叫びたがってるんだ。で流れた曲でもなく、大竹佑季が歌唱したものなのだ。

夏が近づくにつれ、就職のことを考えると、応募できるもの自体が減ってきて厳しい感じはしてきていた。
そんな中、自分は、“土曜日の23時過ぎにニッポン放送をつけると大竹佑季がラジオ番組”をやっているという謎の妄想が爆発し、毎週のように長距離受信をしていたのだ。
結局、雑音がキツイので、脳が聞こえないと思えば聞こえなかったし、女性の声と思えるものは「大竹佑季の喋り」だと思い込んだのだ。事実は分からないが、限りなく、自分の妄想だろう。

大竹佑季のショコラレーベルが終わってから1年後、自分は大学を卒業し、就職に伴って千葉県に引っ越しした。
その間に、大竹佑季はホリプロを辞め、東芝EMIとの契約も終了になったことを知った。
2007年4月、アイドルマスター XENOGLOSSIAというアニメがあった。
このエンディングテーマを歌っている「Snow*」が、Lantis所属の大竹佑季ヴォーカルプロジェクトだった。コレをきっかけに調べたら、ホリプロじゃなくなっていた、ということだったと思う。
アイドルマスター XENOGLOSSIAが、チバテレビを初めて見るきっかけになったのだった。

それからは、Snow*の動向は注意していて、キミキス pure rougeをチバテレビで毎週見ていたのもエンディングを歌っていたからだし、シゴフミのアニメは見ていなかったけどエンディングはチェックしたいたし。

1年ちょいで三つのシングルを出し、全てアニメのエンディングに採用されたのだから、Lantisアーティストとしては、順調だったと言えるのだが、その後、ぱったりと作品がなくなってしまう。ただ、寂しかった。
(コンピレーションアルバムに参加ということはあったが)

つまり、僕は大竹佑季を、ショコラレーベル+ホリプロの大竹佑季と、Snow*のヴォーカリスト大竹佑季の二度失っているのだ。
やはり、ショコラレーベル終了の2006年4月のことが、色濃く頭に残っているのだと思う。

いや~、東京に来てからも、ゆきちゃんが出るライブハウスみたいなところに行ったり、Ustreamやって時は毎回見たりしてたなぁ…
そういうのも、自然と無くなっていった。。

櫻子さんの足下には死体が埋まっているのエンディングでTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDのフィーチャリングヴォーカルで現れたときは、ソファーから立ち上がったよね。

簿記検定の勉強を放り出して、ゆきちゃんが歌うっていうイベントを見に中野にいったもん。

まぁ、これだって自分名義ではないから、単発の仕事だが。

果たして、また彼女が立ち上がるときは来るだろうか。
永遠に楽しみにしていそうだ。

4月は消えるとき。
だから、今を、存在しているという事実を、ちゃんと大切に。