あなたは権利の乱用者か

SNSの発達で、一般人が強い発信力を手に入れる可能性(バズる的なやつ)がある中、ものすごく気になっているというか、キライなことがある。テレビ画面を写真に撮り、アップロードしているやつだ。

嫌いだとは言っても、俺が世直しに頑張るつもりが(現時点で)ないため、通報等はしていない。

テレビ画面を写真に撮ってSNSに投稿している輩本人は、実際のところどんなことを考えているのか、まるでわからない。ただ、罪の意はなさそうに感じるのは、面白ネタを共有したいだけなモチベーションに見えるからだ。まぁ、普通に悪いことなので勘弁してほしい。やむを得ず目にしてしまうと、僕はいちいちイヤな気分になっているのである。

「おまえ神経質だな」とか「鬱じゃね?」とか言う人がいるかもしれない。肯定だ。

これ、闇が深いのが、テレビに出る側の芸能人でもやってるやつがいることだ。よっぽど美人でなければ、ファンを止めたくなるレベルだ。

この事象、最近起こったことでもないのだけれど、そのうち自分の考えをまとめたいと思っていた。そのきっかけをくれた(?)イベントがある。

多くは語らないが(語るけど)、4月にあるネットワーク業界のイベントがあった。僕は中継を見ていた。そこで、とある誰かのプレゼンテーションで、スライドほぼ全部に『凪のあすから』の画像が差し込まれていた。

プレゼンしてる人が凪あすを好きなのはわかったが、途切れることのない画像ぶっ込みに胸くそ悪くなって、中継を見るのを止めた。(もしくは、手元の仕事が忙しかった)

こういう権利ない者による乱用は、少なくないと感じる。プレゼンテーションに、某三国志の絵を使って喋らせるやつ、日経電子版の電車の中の広告みたいなやつで、権利関係をクリアしてないやつは、どうもいっぱいあるようだ。

凪あす事件(←今、俺が名付けた)については、当該イベントのアンケートで、いかがなものかという(ことを、もっとマイルドにした表現で)指摘があり、同じ疑問・憤りを持った人がいて、ちょっと嬉しかった。

佐藤秀峰氏の作品のように、適切な引用表示をすれば二次利用できるものがあり、ちゃんとやってる人の雑談を聞く機会が最近あって、そういうのもよかった。

そもそも、横山光輝の漫画:三国志にしても、元画像をどうやって持ってきているのか、こういう怪しいプレゼンテーションを作ったことがないので、見当がつかない。そうはいっても、自分で本からスキャンとかしてるとは、面倒すぎて思えない。もちろん、やってるなら問題だ。(実質)違法にアップロードされたものを使ってるようなケースが多いのだろう。Googleで画像検索すると、いっぱい出てくるし。悲しみは、連鎖する。

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しかし、上記で述べたプレゼンや、SNSの投稿を初めて見た時には特に疑問に思わなかった。プレゼンは、下手したら笑ってしまった可能性すらある。でも、なんだろうな、ある時、やり過ぎたものを見たんだろうな…もちろん、程度問題ではないのだけれど。

それでは。

自分が重きを置くところ

日本大学アメリカンフットボール部発の、危険タックル問題、とても話題になっています。

話題っていう表現は、世の中の雰囲気的にふさわしくないかもしれないですが、正直、自分には当事者意識がゼロなので、そんなものなのです。

一連のゴタゴタを見ていて、最近は、監督やコーチの記者会見の時の司会が、叩かれている気がしました。ちなみに、私は、多忙(仕事とアニメ消化と睡眠)と無関心の結果、その会見は映像を見ておらず、ネットのニュースをチラッと見たくらいです。

この会見が、一般的には評判が悪いことは理解しましたが、「もっとこうするべきだった」みたいな意見は、個人の意見として賛同できることはあっても、それが「正しい」といえるのかは難しいとは思っています。ほとんどの人には理解できないとしても、監督やコーチが守りたいものがあったなんて考え、彼らの立場を(奇跡的に)理解できるなら、あんな会見(!)でも、納得できるかもしれません。

タックルの指示役として、「井上コーチ」という単語(←あえてこう表現)が出てきたとき、僕は架空の人物なのではと思っていました!きっと、多くの人は名前が出てきたときに、「井上、悪いやつや」とか思ったでしょうから、それと比べると、僕の思考って(悪い意味で)ヤバいですよね。

次から次への、面白い新情報が生まれる中、自分の意見や判断基準を持っているかは、時折とても大事になっていると感じます。報道メディアも有象無象ですから、目にする情報をすべて信じていると、矛盾しちゃいますね。

僕は、このタックル問題を見て、

  • 本当に危険なタックルだったので、やった選手には強く反省してほしい
  • 被害者には、お見舞い申し上げる
  • 関西学院大学を「かんさいがくいんだいがく」と読んで、訂正しなかった人は、間違っているので、勉強しましょう(「かんせいがくいんだいがく」が正しい)

こういうことを思いました。関西学院って、関西地域では、トップの私大グループ(いわゆる、関関同立)の一角だけど、関東地域では、それほどでもないんだなと、アナウンサーかコメンテーターが読み間違えているのを見て思いました。(読み間違いの後、まもなく出かけたため、最終的に訂正したかは不明だけど、その場では誰も指摘しなかった)

日大の会見とか、日大が評判を落としただろうということは、僕には当事者意識がなく、興味がないので、心底どうでもいいです。強いて挙げるなら、日大学長の下の名前を見て、食戟のソーマの遠月茶寮料理學園(元!?)総帥である薙切仙左衛門的な重工さだなと思ったくらいです。(もちろん、日大学長の下の名前は覚えてないし、今この場でも調べない)

被害者の怪我が完治できるのかすら、僕はわかっていないのだけれど、怪我を負わせたことは反省しても取り戻せない可能性がある点、疑いのない事実という点で、責められるべきだと思います。

加害者が反省しているかとか、タックルの動機(きっかけ)とかは、僕が本人ではないので、僕が触れた情報に基づき、僕が判断するレベルに過ぎません。なので、ノーコメントに近いです。反省してそうには感じられましたが…

大人の言い分は興味ないのですが、真実と思えなさそうな謎なことを言っているように思いました。井上コーチのミスコミュニケーション発言は、怒りよりは笑っちゃう感じですけどね。

日大のイメージダウン説も、興味ありません。日大は、経営が優秀だと有名ですが、この件で多少なりとも志願者が減るのかもしれませんが、「日大ざまあ」的な収入減まではならないように思います(少なくとも、中長期的には)。日大は、日本電産とかタマホームと並んで、東京ドームの最高のスポンサーの一角だったので、その費用が浮いて…みたいなことはあるかもしれませんし。もちろん、今年はお金は払っても広告出せなくなったと思うのでアレですが。

加害者を雇いたいぜという謎意見もありましたね。

通常の採用選考では、とても会見のような素に近い気持ちをさらけ出すことないから、逆に興味を持ったり、評価が高まったりするのかもしれません。

僕は、悪い大人としてどう考えるかに興味があって、

  • 自分の過ちを素直に反省できる、誠実な人間だ
  • 上の指示に逆らえないヤツだ。鉄砲玉に適しているし、うちのようなブラック企業でも我慢強く働くだろう

果たしてどっちだろう、もしくは俺が気づかない評価軸があるか、なんて考えたりしました。少なくとも、自分が彼を採用するかどうかなんて、考えもしなかったので、とても興味深かったです。

なお、日大の就活生に「迷惑だ」とか「逆風になる」とかのインタビューをとってきた記事も見た気がしますが、もし日大ってだけで選考に悪い意味で影響することがあるなら、それは応募者自身を評価しないでの判断であることだけは、認識しておいた方がよいでしょう。そういう判断は、あり得ると思いますが、“人物重視”とかと謳っていると、矛盾しますね。日大生への面接で、意味もなくタックル問題を引っ張り出してくる面接官がいたら、俺はイヤだな…


興味がないと言った割には、いろいろ意見があった気がします。一番信用できないのは、自分なのかもしれませんね。頑張りましょう。

あっ、あと、“アメフト”だと思ってますけど、“アメフット”って書いてあるのを見て、ちょっと笑いました。

それでは。