大人が泣けるアニメ

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』略してあの花の劇場版が大ヒットということでございます。

多少意外だ…

すばらしい作品であろう可能性は高かったのですが、広く泣かすほど、テレビアニメへの鑑賞が進んでいないのではと思っていたので。

もっとも、映画だけ見て最高に感動できる人は、思慮深さが半端ないんでしょうけど。

まことしやかに、あの花は『大人が泣けるアニメ』という冠を持っているらしいです。

なぜなのだろう…

レギュラーの放送時間が、木曜日25:15からだから、大人しか見ないほど深いってことか。違うか。

大人というくくりは曖昧ですが、ここで言うのは大人年齢的なことよりは、当人の理解力とか人生経験的なことを指しているように思います。

まず、人の死を理解しているかどうか。
ヒロインは亡くなっていますので。

思ったんですが、下手をしたらですよ、仏壇的なのが出てくるまで、めんまが亡くなっていることが分からない、例えばメッチャ遠くに引っ越したとか、アメリカに留学しているとか、遠く離れているレベルに考えてしまう人がいると思ったのです。

もう一つあると思うのが、超平和バスターズのメンバーが、個々に抱える自責の念というのを想像できるかです。

こちらが主に涙の源泉になると考えますが、テレビアニメを見ていないと、かなりもったいないと言いますか、深みが出ないかなと思います。

最後に、、大人だからこそ、この作品から遠ざかってしまうケースはあると思います。

「あなる」ってあだ名、なんやねん!こうもん様か!

とか

ゆきあつの山ガール感、パネェ!

とか。

僕もねぇ、ゆきあつには心が折れそうになりました。

“アナル”は声に出して言いたいくらいだったけど!

あなるのあだ名は、その必要性だけで朝まで生テレビできそうな気がする。

柏崎星奈の「肉」に込められたら意味合いとも違うし、深い。

金子千尋という完投の王様

沢村賞が発表され、田中将大でした。

オリックスのエース、怪我が少なくなく、隔年エースと揶揄されてかわいそうでおなじみの金子千尋が選考基準の7項目をすべて満たしていましたが、受賞を逃すという結果でした。

選考基準は以下。

・勝利数(15以上)
・完投数(10以上)
・防御率(2.50以下)
・登板試合数(25試合以上)
・投球イニング(200イニング以上)
・奪三振(150以上)
・勝率(6割以上)

田中将大は、完投数以外の6項目を満たしています。
選考基準をすべて満たして受賞できないのは4度目とか。

基準のことを踏まえて、金子千尋ではないのかという指摘がいくらか見られます。

まぁ、悪しきロジックかもしれませんが、あくまでも基準なのでしょう。

満場一致ということですが、さすがに金子を無視して一瞬で田中に決まったことはないと思いますよ。

堀内(委員長)「誰がいいと思って委員会にきました?」
出席委員「田中」
堀内「欠席委員も田中って書面がきてるのでいいか!」

とかなら、少し泣く。

偉そうにガチャガチャ言ってみましたが、沢村賞のことを熱心に考えているとか、金子の成績をよく確認していない僕程度の野球好きでは、金子千尋という可能性、たどり着いてなかったかもしれません。

そのくらいぶっちぎりな成績を残した投手がいたということです。

でも、今年の金子は素晴らしかったですね。
ちょこっと映像を見た程度ですが、チェンジアップのブレーキが抜群で、奥行きの変化のボールというのが相応しいバッターの崩れ具合でした。

しかし、何年か前、金子は投げれば完投するほど無双していたこともありました。
あの時は、目覚める前の春先に打たれすぎて、防御率が年間でもいまいちだった結果、沢村賞にかからなかったんですよね…

金子にとって、沢村賞は何かと曰く付きと言いますか、鬼門かもしれません。

来年は我らが吉見一起に!

ハードルは、奪三振と、ケガやな/(^o^)\