社会的な冠なしで料亭へ

昨日、料亭的なお店に行きました。
理由?ふぐを食べるためだよ。
よく考えたら、ふぐなんて食った記憶ないよ。
料亭なんで、なんたって店員さんが着物だからね(ただし、一律)。
なんか、職場のお財布が普通だった頃は、理事の忘年会だか新年会だかに利用実績があるところで。
まさか、最下級戦士の俺が…
プライベートだから、いいか。
もっとも、俺の食事傾向にふぐなどないので、偉い人に傾斜配点してゴチになる訳です。
何がえらいかって、料理はね、勝手に出てくるんです。
しかもね、鍋なんてちゃんとよそってくれるんですよ。
タイムリーなタイミングで。
個室で、襖も閉まりますから、あの時間感覚は、時給850円では出ないのでは…
最初、物怖じして、コートをハンガーに掛けるのは、やってもらわなきゃと思って、やってもらったくらいやもん。
最初は、小箱に先付。
もちろん、蓋は取ってくれます。
次に、刺身。
ふぐが透明で見えないのは、私の目に涙が浮かぶこととは関係ありません。
唐揚げ。
骨がちょっとついてるんですが、出さずに食べちゃいました。
このあたりで、ヒレ酒を注文。
蓋が閉まってやってきて、火を付けてくれます。
「お客様のが、一番萌えましたねー」
あの、もう一人火がついてない人がいてるんですけど。
ちなみに、勝手に開けると、火がつかなくなるで、仕事を奪わないように。
忘年会の一幕…
焼き物。
西京焼ぽいけど、西京焼の定義が不明という、致命的無知。
その後が、鍋です。
出汁が昆布。
これも、全部取ってくれます。
鍋は、やがて雑炊になります。
小さな切り餅がお洒落。
味付けは、お好みで塩をふるくらいで、ふぐ鍋の余韻を重視。
ちなみに、少しだけ塩をふってみましたが、少なすぎたのか、意味わかんなかったので、そのまま食べました。
薄味で上品ですが、美味しいのです。
最後、デザートと緑茶が出ておしまい。
お会計は、強力な割引を適用してもなお、K点を越えました。
感想ですが、接待でもないんで、気楽に過ごせたのはよかったです。
電話の対応もめちゃくちゃ丁寧でしたしね。
たいして混んでなかったっすよ…
閉店時間ゆえ、追い出されるようにして退店です。
果たして、美味しかったのかと言いますと、美味しかったです。
価格見合いかと言われますと、全くわかりません。
残念な過ごし方が多い5000円の立食と比べたら、ボロ勝ちですが。
でも、デートでプロポーズというよりは、お見合いで初めましての雰囲気でしたね。
まぁ、今時48階のレストランでプロポーズするんかと言われたら、それはそれでよくわからんわけですが。