もらいそびれ

だいたい、実家に帰ると、帰省に必要な経費を祖母が出してくれることが少なくありません。
出発当日にもらうことが最近は増えており、今回もそうでした。
いつもより多いくらい…
さぞ、儲かったのでしょうという皮肉を頂戴しそうではありますが、もらっていないのです。
自分としても、もはや当てにしてしまっているというところがあって、このような判断をせざるを得なかったのは残念でなりません。
用意してあったにも関わらず、なんでもらわなかった、もしくはもらえなかったのかを説明してみます。
とても単純。
特に意思を持って渡されることがなかったからです。
もっとも、例のブツが私に献上するものだという説明はありました。
渡す意思がなければ、もらったという実感がありません。
それでも持って帰れば、泥棒と同じだろうと思ったのです。
そのとき、別の問題が発生していて、僕が出発するのを著しく遅らされておりました。
私以外に人がいなかったということも大きく、最終的には、ちょっと収まったところで、すっといなくなる感じになってしまいました。
特に関東に戻ってからは、「俺っていうやつは、本当にろくでなしだな」と思いながら、祖母の様子が気になっておりました。
父から聞いた限り、「小遣いをやった」と言っていたそうです。
誤解があるといけないので、「もらってない」ことは説明しておきました。
まぁ…しょうがないし、それ以前に、別にいいとは思っているんですが。
当事者の証言に食い違いがあるだけに、肝心な中身はどうなったかだけは、報告いただきたいところです