悲しき理解の末路

結局1時間出発が遅れました。
判断できなかったから。
最後は、悲しいかな、美しくできなかったけど。
最初、曜日を誤認してるだけだと思ったんです。
実際は、そうじゃなかった。
人の信頼がないから、母は本当は仕事に出ている訳なんです。
しかし、祖母にはそういう認識がなくて、母は遊びに出てしもうとるということになっているのです。
母は仕事であることは、何度言ってもわかってもらえません。
それはそれで僕はいいと思うんですが、母は昼には戻るはずという起こらない未来により、私を留まらせようとするわけだ。
待ったって、お昼ご飯なんか出てこないんだが…
騒いでしまうのは、ある程度しかたない。
悲しいことは、やみくもに叫ぶ動機が、恨みや憎しみにあるところ。
あとは、自身の短期記憶の著しい低下、満足に動かない体にあるようです。
人間は生き物だからこそ、過去の本人と現在の本人を対比させることにあまり価値があるとは思えません。
そうは言っても、笑顔が減ったんは、紛れもない事実。
それだけに、辛いですよ。
延々ループする話だって、悪いことばかり。
別に、僕が誰だかよくわからんつうのは、なんとでもなるから。
笑顔がない。
これは、僕もそうなんかな。
幸せ感じることは、あるんでしょうか。