眺めるのは遠く先の未来

朝から墓参りに行ってきました。
我が実家のお墓は、別に私が認識のない先祖の墓です。祖母関係の人たち。
草むしりしたり、お米やお菓子をあげましたり、線香をあげましたり。やってることは実に普通です。
でも、ここに来ると考えることがあるんです。建物で言うと、5階の高さなので、空を見上げながら―
皆、満足に生きただろうか。
同じ場所に葬られているとはいえ、生きた背景はそれぞれ。その生き方の中で、それぞれの人はどうあったのでしょう。
人生に結果を与えるなら、死ぬために生きるのか、生きたということを定義するために死んでしまうのかと、今日は考えていました。
僕は、どちらにしても為し得たことが少なすぎる。
近年は、せいぜいお盆と年末にしかくることはできなかったのですが、ここに来るたびに、自分が生きることの意味を少し思い出し、襟を正すような気持ちになる自分がいるのでした。

全日本女子フィギュア

もはや、「ミキティ」は安藤さんのことを指すのでしょうか。
転倒した後の姿は、少し痛々しかったですが、演技をあきらめなかった姿は素敵でした。
先日の話と少しつながるところがあるかと思いますが、表現という要素の強いフィギュア。演技自体ももちろんではあるが、インタビューの発言でメンタル的なことに興味を持ちます。
サッカーで有名人となった中田英寿氏や、大リーガーイチロー氏のインタビューが面白いと私が感じるのは、メンタルレベルの話が多いからである。
別に、技術的なレベルは全然わからないことをひがんでいるのではありません。
結局、まおちゃんがダントツでしたね。16歳にもかかわらず、氷上でのあの立ち振る舞い。まるで別人ですよね。
私の高座のよう。
嘘です…
でも、フィギュアのインタビュー、結構普通だったよな。何を目指して滑り、その気持ちをどのくらい伝えられたのか。フィギュアを通じての自分らしさとは。
荒川静香氏のイナバウアー。あれって、別にフィギュアの採点では得点にならないらしいではありませんか。
一度は封印したけれど、見事にトリノで花開いたわけですね。
「入れたかった」
その自分らしさを持った演技は、大きな反響を呼んだわけです。
もっと、こういうレベルの話が聞ければより面白いなあと思うわけですよ。
そうだな、特にまおちゃんあたりにインタビューで期待したい。
ちなみに、まおちゃんは、今回は井上真央氏ではありません。
世界フィギュアは東京で開催。期待しちゃいますね。
完全なる蛇足
私にとっての「エビちゃん」、歌舞伎役者さんです。