決起大会「一発」勝負

決起大会での半荘4回戦(45分+1局)の戦績です。
集計が、段審月例会と違い、1000点を1ポイント(以下、Pとする)として、3万点持ちスタート、対局終了後の点数をそのまま記す方式です。順位点は上位から、15&5の加減です。
1回戦:41.2P(2着)
2回戦:59.3P(トップ)
3回戦:37.0P(2着)
4回戦:49.1P(トップ)
合計:186.6P(順位不明。ちなみに5位入賞が202Pほど)
ということでした。粘りきれただけに、入賞を目指したかったところです。
今大会では、リーチ後の一発があり、ドラも裏・カンドラ・カン裏まで全て有効です。これが、どう出るか…
1回戦
東1局から、愚形を面前ダマでツモり、3本5本でスタート。
若者(≠私)がよく上がる。しかし、南2局にその若者含む2家リーチに親の私が「六七七七」での「五・六・八」待ち・高め平和で追っかけリーチ。一発で若者から六で、タンヤオつきの7700。いきなり恩恵の登場。
2回戦
南1局、私わ北家。東3局での七対子ドラ2の上がりと親での連荘後、1300は1900を振ったあと。なぜか理不尽にツモが強く、発を鳴いてからドラ④を暗刻にして五・八待ち。親が長考。その後、ツモ。
!?!?!?!?!?
こんなことをすると、格闘倶楽部では非難轟々である。
手を開くと…
ツモ・清一色・イーペーコーの親倍
五が3枚、八も2枚使われていました。染めていたのは容易に分かったので、牌を絞ったのですが…
その後、南2局で最終局となります。順子に伸びるが、24のカンチャン聴牌。ここは、最終系を目指します。親が粘り食い仕掛けてきたところ、5をツモり、3・6待ちでリーチ。ソウズが安く、3を2枚切った親には安牌が無いようで、一発で6が出て、リーチ・一発・平和・ドラ1の8000。これで、トップとなる。
3回戦
東場は手の動きが悪く、南場に入っても変わらない。それどころか、南場の親で、下家に2000を振る(ちなみに、大会での振り込みは上記と合わせ2回)。起家の女性が若くて綺麗だということが原因ではない。
オーラス。下家が、トイトイ系統で、四や6を早くから鳴く。
「ぐう…」
苦しむ私は、順子場と信じ、平和に手を進める。
13順後、仮の聴牌
344577三三②③④⑤⑥ ツモ① ドラ②
この形、7は2枚切れでシャンポンならカラの待ち、三は1枚切れで四がポンゆえにワンチャンスである意味出やすいといえるが、親あたり三四とターツであれば打たないと判断。聴牌を取る打4としないで、あえて、打7とし茨の道を歩む。
何でも聴牌を取ればいいってモンではない。俺は違うんだ。
その後2順で、こう伸びる。
13445三三①②③④⑤⑥ ツモ2 ドラ②
平和が確定したわけだ。もちろん、1を切ってリーチ。
すると、2着目の上家から一発で3が出て、ロン。
裏ドラは三。
リーチ・一発・平和・ドラ3の12000。
ドMな私にしては、鬼畜である。
その女性、他の知り合いに、「跳満、振っちゃった」と話していた。リーチに事実を受け、6のネタ切れから薄いと判断してスジの3を打ったのだろうが、3・6で受けられることが上がりに実は一番近いと考えていた私にとっては、まさにイメージがピタリと重なった会心の上がりとなった。その恩恵が裏ドラ2でしょう。
4回戦
東場・南場ともに5800を上がるが、他の面子も満貫をツモり混戦模様。
南3局、制限時間となり、進行中の局+1局のコール。11順でこれまた平和を聴牌。ドラ7で、ドラそばの5・8待ちだが、ダマで出ても世界は変えられないと思い、リーチ。一発で8をツモり、裏はないが2000・4000。最終局のオーラスは、親リーを他家の振込みで交わし、トップ終了となりました。
総括すると、入賞こそならないも、我慢の仕方と運が見事にマッチし、よかったでしょう。
日本麻雀機構の3氏はというと…
多井氏は、3回戦終了時点で3位。しかし、4回戦でへこんだらしく、入賞ならず。
阿部氏は、トップ0回という結果。そっくりさん同様の指さばき…いや、パイさばき…いや、牌さばきとはならなかったようだ。
土田氏も、トップ0回であった。
表彰の中に、「ベストマナー賞」というどう評価していいのか全く分からない賞があった。実は、私は狙っていた。
結局は、土田氏と対局し、トップを取った4人に送られた。
懇親会で、東北本部事務局長に
「あれはないですよ。狙ってたのに…」と愚痴っときました。

日本麻雀機構東北本部設立決起大会

パンフレットですタイトルに表記の通り、日本麻雀機構東北本部設立決起大会に参加してきました。この記事では、大会の戦績以外のことをお話します。
私の予想では、すげえ人がいないと思っていたのですが、競技麻雀の盛んな仙台だけあって、根回しの効果で80人くらいいました。また、普段は段審月例会では見ないような若者も数名いました。
当日は、理事長の土田浩翔氏(「プロ」肩書きがふさわしいのかが難しいため「氏」で統一)、理事の多井隆晴氏・阿部孝則氏がいらっしゃいました。
3氏の印象
土田氏
・背が高い(180以上か)(←噂どおり)
・お酒は飲まない
多井氏
・背が低い(160程度)(←かなり意外)
・独身
阿部氏
・某有名男優加○鷹氏そっくり(←麻雀格闘倶楽部の写真からなんとなく感じていたが、本人に会って確信。その結果、カッコいい)
・奥さんがいるようである
共通
・いい人たちでした
設立趣旨に関して、私には、
・より多くの方に麻雀を楽しんでもらえるようなきっかけの提供
・麻雀の持つダークなイメージの払拭
という点が、よく記憶に残っています。
いろいろ考えてみました。なぜ、前の所属団体(3氏は日本プロ麻雀連盟)ではできないのか。わざわざ新団体を設立する意味は何か。
土田氏の話では、いまいち伝わってこないんですね。というよりも、連盟でもできるじゃんとしか思えなかった。
なぜか出席した懇親会での話とか、3氏の実績と今までの身分を捨てて取り組むことを考慮してみると、だんだん新団体を設立した意味が分かってきたような気がしました。
懇親会での土田氏の話を聞いて。決起大会のようなイベントは、すでに結構いろいろなところでやっているようである。しかしながら、人はうまく集まっていない(例:名古屋では若者中心で30名程度)。それでも、ゆくゆくは各都道府県に支部を作ることを目指している。つまりは、日本麻雀機構のビジョンを元から根付かせていきたいのだ。
大体、若者が競技麻雀なんかしないだろう(私など、ごく一部の変態は除く)。名古屋の例も、十中八九麻雀格闘倶楽部で知った人たちに違いない。でも、どうする。おそらく現在ロケテストがなされている麻雀格闘倶楽部6では出てこないだろう。そのうち、忘れ去られるかもしれない。
3氏の実績。「最速最強」と評される多井氏は、若手でもっとも注目されるプロの一人であった。土田氏は、対子場に強いと言われ、鳳凰位などの実績もある。阿部氏も、近年は連盟の鳳凰位で、リーグの強さは最強の打ち手であった。今までの実績と名誉を捨てて―
そう思ってみたら、彼らの賭ける気持ちは具体的な行動を呼び起こしたのであろう。もちろん、連盟を変えることができたなら、新団体までには至らなかったのだろうが。
そのかわり、麻雀の世界を変えられるかもしれない。
競技麻雀を愛好する私も、その未来を見つめていこうと思う。